一戸建ては新築に拘る必要はない?
2019年11月23日
実は多くの方が一戸建ての不動産を購入する場合に、マイホームは新築物件だと拘りを持つ傾向にあることをご存知でしょうか。確かに新しくて誰も使ったことがないもので、最初に自分が使う場合には実際気持ちの良いものだといえます。けれども実際に現在の新築一戸建ての住宅は、購入価格が高いだけではなくて利便性を考えると中古物件のほうが何倍も買い得な場合も少なくありません。
つまり駅近などの交通の便が良いところで空いている更地はほとんどなく、新しく開発される団地はどんどん駅から離れたところに作られています。だからそのような不動産は新しいだけがメリットで、あとは遠くて高いといったものばかりだといっても大袈裟ではありません。ところが中古住宅はよく探せば駅から近い場所にあるだけではなく、家が古いだけに更地とは違って安いものが手に入る可能性も大いにあります。
もちろん安いからといって飛びついたところ、耐震性に欠けていたり、劣化していて住めたものではないということも考えられます。ですからそこは取り扱っている業者やその物件などの情報をしっかりと確認して、本当に買い得なものかどうかを見極めることが大切です。また中古物件の場合にはローンが組めるものかどうか、築年数や耐震性などと共に専門家に相談して確認してもらう方法をとることも重要です。いくら駅に近くて安い物件だからといって、劣化が酷いものを掴まされて住めない状況では必ずしも安い買い物だとはいえません。
そこで中古でも良い物件に出会うためには、こまめに不動産業者のところへ足を運んだり、インターネットで情報を調べましょう。そして場所や築年数などを参考にしてこれはと思った物件に出会ったら、面倒臭がらずに出掛けていって実際のところを確認することが大切です。情報では一見して良いと思われるものでも、自分の目で見て周囲の環境やいろいろな立地条件が新築物件を買うよりも本当に高くないのかを知る必要があります。
ローンは新築であっても中古であってもそれぞれに組むための条件がありますが、一般的にはローンを組まずに不動産を購入することは難しいものです。十分に納得の行くまで不動産業者に相談して、掘り出し物を手に入れましょう。そうすればわざわざ遠い不便な場所に建っている高い不動産を購入し、後々何らかの事情でそれを処分しなければならなくなったときに売れなくて困るという事態に陥ることはありません。