隣家との距離はしっかり考えよう
2020年01月20日一生に一度の大きな買い物であるマイホームの購入を検討するとき、お隣との距離なども重要な要素となることは多くの方がご存知のことではないでしょうか。しかし実際は立地条件が良いところは地価も高額となるため、それほど隣家との距離を作れるかというと難しいものです。自分の家の窓を開けると隣家の窓がそこにあって視線が合い、プライバシー問題に発展することもあるでしょう。またお互いの生活音や騒音が気になって、近所付き合いに支障が出ることもあるかもしれません。それを少しでも避けるためには、家の窓の向きをずらしたり、駐車場の位置や庭の位置などで距離を保つことも重要です。
さらにどうしても視線が絡み合ってしまうのであれば、隣家との境に目隠しになるようなものを設置することもプライバシーのためには大切です。なお住む前なら目隠しは挨拶なしで設置し、入居してからであれば一言でもお断りをしてから設置すると良いでしょう。要するに近所付き合いが悪化しない程度に気を使ったり、挨拶することも隣家との距離が近い場合には役に立つことも考えられます。
音は自分が立てている場合には気にならないものですが、他人が立てているものは気になることが多いものです。たとえば自分は良い音楽だと思って聴いていても、大音量で好きでもない曲を常に聞かされていたら相手は騒音だと考えます。ですからそのような場合には、ヘッドホンを使って音楽を聴くなど周りに迷惑にならない方法を使います。
また騒音で近所付き合いを悪化させないひとつの方法として、相手に苦情を伝えるときには普段からの挨拶などの付き合いが重要です。近所として挨拶をおこなっていれば相手の感じを掴むことが出来ますし、苦情をいうにもいきなり喧嘩腰にならずに住む場合が少なくないからです。少し世間話をしてから実はと本題に入れば、相手も申し訳なかったと分かってくれる可能性もあります。
なお騒音を立てている人に静かにして欲しいと伝えにいく場合、手土産を持って挨拶がてらお願いすると相手が恐縮することもあります。実際美味しい果物などをもらって嬉しくない人はほとんどいませんし、そのときにところでと本題を切り出せばハッとして気付く人もいるはずです。ともかくご近所付き合いとは兎角小さな積み重ねによって良くも悪くも変わるものですから、家の距離を開けられない隣家の場合には人の距離でうまく切り抜けるようにしてみてはいかがでしょう。